2023年度グラミー賞 最優秀アルバム賞&ノミネート作品【10曲】
Voyage / ABBA
収録曲
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「Voyage」は、ABBAの9作目のアルバムで、前作「The Visitors」からちょうど40年後にリリースされました。
母国スウェーデンやイギリスなど世界15カ国以上でナンバーワンを獲得しています。1982年の活動休止後は、ABBAは事実上の解散状態で、メンバーのBjorn Ulvaeusも近年のインタビューで、再結成を完全否定していました。しかし、2016年のプライベートパーティーで非公式の再結成を果たし、今日の復活につながっています。
来年には、グループのアバター(ABBAtar)を使った、デジタルコンサートツアーが予定されています。
30 / Adele
収録曲
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「30」は、Adeleにとって、前作「25」以来6年ぶり4作目のアルバムです。
リリースは2021年11月でしたが、発売一週目にして、2021年最も売れたアルバムとなりました。タイトルの数字は、これまでの作品同様、彼女のレコーディング時の年齢です。本作は、前夫との離婚、母親としての自分、名声への不安などを歌っており、息子のAngeloに向けて説明するような詞が書かれています。収録曲では、「Easy On Me」「Oh My God」がトップ10入りを果たしました。
また、最終曲「Love Is A Game」は、映画「ティファニーで朝食を」をイメージして書かれた作品です。
Un Verano Sin Ti / Bad Bunny
収録曲
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「Un Verano Sin Ti」は、Bad Bunnyの4作目のソロアルバムで、前作「El Ultimo Tour Del Mundo」に続いて、ナンバーワンを獲得しました。
タイトルは、スペイン語で「A Summer Without You(君のいない夏)」という意味です。収録する全曲が、スペイン語の詞で書かれています。本作について最初に投稿があったのはインスタグラムで、当初は「夏のビーチで流すプレイリスト」と表現していました。
収録曲全23曲のうち4曲が、アルバムリリースと同時にトップ10入りを果たしました。
Renaissance / Beyonce
収録曲
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「Renaissance」は、Beyonceの7作目のアルバムで、デビュー以来、すべてのアルバムが初登場ナンバーワンとなる快挙を達成しています。
2023年6月、彼女はすべてのSNSからプロフィール写真を削除することで、アルバムのリリースを予告しました。コロナ禍の3年間でレコーディングを行ったプロジェクトは三部構成で、本作はその第一部です。本作には、判断のない安全な場所、完璧主義や考え過ぎから解放される場所を創造したい、という思いが込められています。
第一弾シングルとして「Break My Soul」、第二弾シングルとして「Cuff It」がリリースされ、いずれもトップ10入りを果たしました。
Good Morning Gorgeous / Mary J. Blige
収録曲
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「Good Morning Gorgeous」は、Mary J. Bligeの14作目のアルバムで、前作「Strength Of A Woman」以来5年ぶりの作品です。
ゲストボーカルとして、Anderson .Paak、Dave East、DJ Khaled、Fivio Foreign、Usherらが参加しています。収録曲のうち4曲がシングルカットされており、「Amazing」はDJ Khaled、「Rent Money」はDave East、「Come See About Me」はデラックス盤でFabolousとコラボした楽曲です。
タイトル曲の「Good Morning Gorgeous」は、D'MileとH.E.R.がプロデュースを手がけました。
In These Silent Days / Brandi Carlile
収録曲
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「In These Silent Days」は、Brandi Carlileの7作目のアルバムで、COVID-19のパンデミック初期、隔離状態の時に書かれた作品です。
どの曲よりも先に書いたのが、最終曲の「Throwing Good After Bad」で、そして、彼女の妻のために書いた曲が、第二弾シングルにもなった「You And Me On The Rock」です。前年のグラミー賞では、第一弾シングルの「Right On Time」がノミネートされましたが、本年は本アルバムと第二弾シングル、および収録曲「Broken Horses」がノミネートされています。
楽曲は全て共作ながら、全てBrandi Carlile本人が手がけたものです。
Music Of The Spheres / Coldplay
収録曲
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「Music Of The Spheres」は、Coldplayの9作目のアルバムで、前作の「Everyday Life」から2年ぶりの作品です。
ゲストボーカルとして、 Selena Gomez、We Are King、Jacob Collier、BTSらが参加しています。本作では初めて、プロデューサーとして、Britney Spearsの「...Baby One More Time」など多くの作品を手がけてきたMax Martinを招聘しました。
リードボーカルのChris Martinによれば、本作は、映画「スターウォーズ」に影響を受けたコンセプトアルバムで、「The Spheres」という架空の惑星系を設定しています。
Mr. Morale & The Big Steppers / Kendrick Lamar
収録曲
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「Mr. Morale & The Big Steppers」は、Kendrick Lamarの5作目のアルバムで、レコードレーベル「Top Dawg Entertainment (TDE)」での最後のプロジェクトです。
ゲストボーカルとして、Sampha、Taylour Paige、Summer Walker、Ghostface Killah、Kodak Black、PortisheadのBeth Gibbonsらが参加しています。本作のアナウンスは、2020年末のロスキレ・フェスティバルが最初で、その一年半後、満を持してリリースされました。
全18曲ですが、9曲ずつの2枚組になっています。ヨーロッパを中心に、世界10カ国以上でナンバーワンを獲得しました。
Special / Lizzo
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「Special」は、Lizzoの4作目のアルバムで、グラミー賞を受賞した前作「Cuz I Love You」以来、9年ぶりの作品です。
先行リリースされた第一弾シングル「About Damn Time」は、ナンバーワンを獲得しました。収録曲では、3曲目の「Grrrls」に "障害者を蔑視する表現がある" との指摘があり、謝罪の後、詞を変更しています。最終曲「Coldplay」の詞は、休暇中、誰かと一緒に星を見ていた時にColdplayの「Yellow」を歌った、という彼女の実話がベースです。
日本盤のみ、Purple Disco Machineのリミックス版「About Damn Time」が収録されています。
Harry's House / Harry Styles
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「Harry’s House」は、Harry Stylesの3作目のアルバムで、デビューからの3作品すべてが、初登場ナンバーワンを獲得しました。
タイトルの命名は、日本に滞在中、細野晴臣のソロデビューアルバム「Hosono House」を聴いて感銘を受け、自分も「Harry's House」というアルバムを作ったらどんなに楽しいだろう、と思ったのがきっかけです。John Mayerが、「Cinema」「Daydreaming」という楽曲でリードギターで参加しています。収録曲のうち4曲が、アルバムリリース時にトップ10入りを果たしました。
また、世界25カ国以上でナンバーワンを獲得しています。
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