2020年の洋楽アルバムランキングTOP10【解説付き】

前年に続いて、二年連続で年間トップ10入りを果たし、しかも今回はナンバーワンを獲得したアルバムです。ゲストとして、DaBaby、Meek Mill、Lil Baby、Ozzy Osbourne、Travis Scottらが参加しており、特に、Swae Leeとの楽曲「Sunflower」は大ヒットしました。

Lil Babyのアルバム第二弾で、ヒットしたデビュー作を超える世界的ヒットとなりました。ゲストとして、Future、Lil Uzi Vert、Lil Wayneらが参加しています。シングルでは、「The Bigger Picture」と、42 Duggとの「We Paid」がトップ10ヒットを記録しました。

Roddy Ricchのデビューアルバムで、ゲストとして、Meek Mill、Ty Dolla Sign、A Boogie wit da Hoodieらが参加しています。本アルバム制作のために、およそ250もの曲をレコーディングしましたが、その大部分は他のアーティストのアルバムに収録されました。

本作では、Joni Mitchellのアルバム「Blue」に登場する楽器ダルシマーに感化され、彼もオリジナルのものを作ってもらいました。2021年の第63回グラミー賞では、収録曲の「Watermelon Sugar」で、最優秀ポップ・ソロパフォーマンス賞を受賞しています。

デビューから八作連続で年間トップ10入りを果たしたアルバムで、事前のプロモーションや告知はなく、いわゆる"サプライズ"アルバムとしてリリースされました。2021年の第63回グラミー賞では、主要四部門の一つ、最優秀アルバム賞を受賞しました。

ステージネームのLil Uzi Vertは、ある人から「マシンガンのように速いラップ」と言われたことがきっかけで付けられた名称です。カバーのアート作品は、３つの候補作品の中から、Twitterでファン投票を行って選出されたものです。

2020年2月に殺害されたラッパーPop Smokeのアルバムで、彼の死後の同年7月に50 Centのプロデュースで制作されました。多くのアーティストがアルバムへの参加を希望し、50 Centを筆頭に、Roddy Ricch、Quavo、Lil Baby、DaBabyらがゲスト参加しました。

本アルバムは、前作とは異なる趣向を取り入れ、音楽的にはニューウェイヴやドリームポップの影響を受けています。また、巨匠Martin Scorsese監督の映画作品「Casino」などの影響も大きく、本作のタイトルも、1985年の同名の映画が由来です。

本作は、薬物中毒で急死したJuice WRLDが生前録音していた未公開曲を再編集して、リリースしたアルバムです。反響は大きく、アルバムはリリース第一週目でナンバーワンとなり、さらに、The Weekndとのコラボ曲「Smile」は年間８位の大ヒットとなりました。

本作注目曲の「1, 2 Many」は、Brooks & Dunnとのコラボで、90年代のカントリーの英雄たちに誇りに思ってもらえそうな曲に仕上げた、とのことです。後に、タイトルを「What You See Ain't Always What You Get」に変えて、デラックス版がリリースされました。