1993年の洋楽ヒット曲TOP10を振り返り【曲紹介付き】

Whitney自身が主演した映画「ボディガード」の主題歌としてあまりにも有名な楽曲ですが、実際にはカバー曲で、原曲はDolly Partonが歌ったカントリー音楽です。1994年の第36回グラミー賞では、「最優秀レコード賞」をはじめ２部門を受賞しました。

Tag Teamはアトランタ出身のヒップホップ・デュオで、典型的なone-hit wonder（一発屋）として知られています。本曲が唯一のヒット曲で、本曲のアダムスファミリー版やディズニー版も制作しましたが、いずれもヒットには至らず、不発に終わりました。

アルバム「Promises and Lies」からの第一弾シングルで、言わずと知れたElvis Presleyの名曲のレゲエ版です。アメリカ、イギリスをはじめ、世界各国でナンバーワンを記録する大ヒットとなりました。映画「硝子の塔」のサウンドトラックにも収録されています。

Jam and Lewisとの共作アルバム「janet.」からの第一弾シングルで、Janet最大のヒット曲の一つです。James Brownの「Papa Don't Take No Mess」やThe Honey Drippersの「Impeach The President」をサンプリングしたことでも有名です。

Silkは、Keith Sweatが発掘したＲ＆Ｂグループで、彼のコンサートツアーでオープニングアクトを務めていました。本楽曲は、デビューアルバム「Lose Control」からの第二弾シングルで、Keith Sweatとの共同制作です。Silkにとっては、唯一の大ヒット曲です。

女性Ｒ＆ＢグループSWVのデビューアルバム「It's About Time」からの第三弾シングルで、彼女たちにとって初のナンバーワン曲となりました。元々は、Brian Alexander MorganがCharlie Wilsonのために書いた楽曲でしたが、最終的にはSWVに提供されました。

男性Ｒ＆ＢグループShaiのデビュー曲で、同名のデビューアルバムにも収録されています。アカペラの名曲ですが、ヒットチャートでは８週連続２位という珍しい記録を打ち立てています。後年、イギリスのバンドEast 17がカバーし、再びヒットを記録しました。

アルバム「Music Box」からの第一弾シングルで、1990年のデビュー以来７曲目のナンバーワンヒットとなりました。The Emotionsの「Blind Alley」がサンプリングされています。様々なジャンルを試みるMariahですが、本曲はポップスへの転換を図った楽曲です。

アルバム「Hard or Smooth」からの第二弾シングルで、グループ唯一のヒット曲です。メンバーのMarkell Rileyの兄、Teddy Rileyがプロデューサー兼バックボーカルとして参加しています。後年、M.I.A.が「Paper Planes」で本曲のコーラス部分を使用しました。

カナダ出身のレゲエ・ミュージシャンSnowのデビュー曲で、レゲエとラップの融合を図った楽曲です。詞は、かつてSnowが殺人容疑で逮捕されたときの経験を基に書かれています。カナダ本国以上に、欧米でナンバーワンを記録するなど世界的なヒットとなりました。