1990年の洋楽アルバムランキングTOP10【解説付き】

レーベル側は、前作の「Control」と同じ路線での制作を考えていましたが、Janetの意向で、人種差別や貧困など社会問題を取り上げたコンセプトアルバムに仕上がりました。タイトル末尾の「1814」は、アメリカの国歌が作曲された年を表しています。

前作のダンス主体とは対照的に、本作では社会経済や政治などシリアスなテーマを取り上げました。イギリスでは、1990年に最も売れたアルバムと言われています。1991年の第33回グラミー賞では、「Another Day In Paradise」が、最優秀レコード賞を受賞しました。

1989年6月にリリースされた本作品は、アルバムチャートでは最高位３位ながらも、４年間続けてチャートインするロングヒットとなりました。収録曲の「Georgia On My Mind」のサックス演奏は、シングルでは、Kenny Gの演奏に差し替えてリリースされました。

本アルバムは、バラードやインストゥルメンタルなどを取り入れ、犯罪やドラッグ中毒を歌った詞もあり、バラエティに富んでいます。1991年の第33回グラミー賞では、収録曲の「Janie's Got a Gun」が最優秀ロック・パフォーマンス賞を受賞しました。

本アルバムは、21週間ナンバーワンを記録し、売上は1,000万枚をを超え、1990年で最も売れたアルバムと言われています。収録曲「U Can't Touch This」では、Rick Jamesから著作権侵害で訴えられ、以降は制作者の欄にRickの名前も明記されるようになりました。

前年に続いて二年連続の年間トップ10入りを果たしました。当時Janet Jackson以外ではGeorge Michael、ZZ Top、Duran Duranらの振付も手がけていました。その時貯めたお金は、歌のデモテープを作るために使用し、無事Virgin Recordsとの契約が実現しました。

Motley Crue唯一のナンバーワン・アルバムです。プロデューサーのBob Rockは、メンバーがそろってレコーディングを行うとトラブルになると思い、個別に録音を行わせました。バックボーカルとして、AerosmithのSteven TylerやBryan Adamsが参加しています。

EaglesのDon Henleyのソロアルバムです。バックボーカルとして、Guns N' RosesのAxl RoseやGloria Estefanらが参加する超豪華なアルバムに仕上がっています。1990年の第32回グラミー賞では、最優秀男性ロック・ヴォーカル・パフォーマンス賞を受賞しました。

ギタリストRicky Wilsonの死後、バンドは解散状態になり、B-52'sの人気と知名度は落ちていく一方でした。そんな時、メンバーのKeith Stricklandの声がけで再結成が実現し、本アルバムで見事に復活を果たしました。バンド最大のヒットアルバムとなりました。

Billyの11枚目のアルバムで、本アルバムと、収録曲のシングル「We Didn't Start The Fire」のいずれも三度目のナンバーワンとなりました。本曲の歌詞では、Billyが生まれた1949年からリリース当時の1989年までの歴史上の出来事や登場人物が次々と登場します。