2024年度グラミー賞 最優秀レコード&ノミネート作品【8曲】
Now And Then / The Beatles
「Now And Then」は、2023年末、デビューシングル「Love Me Do」のステレオ・リミックスとの両A面でリリースされ、"最後のビートルズの曲" と称されている楽曲です。
原曲は、1977年頃にJohn Lennonが書きかけて未完成だった作品で、当初は1995?1996年の「The Beatles Anthology」プロジェクトで「Free As A Bird」、「Real Love」に続く3枚目の再結成シングルとして検討されていました。
30年近くもの間お蔵入りになっていましたが、Paul McCartneyとRingo Starrが曲を仕上げ、George Harrisonのギター演奏、John Lennonの歌声を追加するなどして、楽曲を完成させました。
Texas Hold 'Em / Beyonce
「Texas Hold 'Em」は、Beyonceの8作目のアルバム「Cowboy Carter」から、「16 Carriages」とともに同時リリースされた第1弾シングルです。実は、リリース日と同じ日に開催された「スーパーボウルLVIII」の中で本曲を初披露しており、シングル化はサプライズ・リリースでした。
また、Instagramの告知映像「Act II」の最後のシーンでは、"TEXAS HOLD'EM" と書かれた看板や車のライセンスプレートが印象的に登場しています。タイトルは、ポーカーゲームの一種「テキサス・ホールデム(Texas Hold 'em)」に因んだものです。
Espresso / Sabrina Carpenter
「Espresso」は、Sabrina Carpenterの6作目のアルバム「Short n' Sweet」からの第1弾シングルで、彼女にとっては初めてのトップ10ヒットです。
2024年4月に開催された「コーチェラ・フェスティバル」の直前に「コーチェラの前にちょっとした曲をリリースしたかった」と本曲のリリースを発表しており、実際にフェスティバルでも本曲を披露しています。歌詞には、Nintendo Switchのコントローラーを操作する動きにたとえた「Move it up, down, left, right, oh, Switch it up like Nintendo」というフレーズが登場します。
360 / Charli XCX
「360」は、Charli XCXの6作目のアルバム「Brat」からの第2弾シングルで、アルバムではオープニングを飾る楽曲です。
プロデューサーはA.G.CookとCirkutの二人で、曲は、エレクトロポップ、シンセポップ、ハイパーポップの要素を取り入れた独特のアレンジが施されています。詞は、自慢げで皮肉をこめたような表現が特徴的で、彼女の友人のJulia FoxとGabbrietteの名が登場します。特に、"I'm so Julia" というフレーズはインターネットミームとなり、アメリカ大統領選ハリス候補のスピーチとミックスしたTikTok動画は爆発的な人気を博しました。
Birds Of A Feather / Billie Eilish
「Birds Of A Feather」は、Billie Eilishの3作目のアルバム「Hit Me Hard And Soft」からの第2弾シングルです。
アルバムのリリース前に発表していた3曲のうちの一つで、Netflixシリーズ「ハートストッパー(Heartstopper)」の次作となる、第3シーズンの予告編トレーラーを通じて本曲を告知していました。詞は、"深い愛" と "永続的な関係への欲求" について歌ったものです。ミュージックビデオは、公式バージョンの他に、彼女がビデオカメラを持ち、実兄でプロデューサーのFinneasと自身を撮影した「BILLIE BY FINNEAS」バージョンがあります。
Not Like Us / Kendrick Lamar
「Not Like Us」は、Kendrick LamarとDrakeのディスり合い(通称:ビーフ)の一環として、Kendrick LamarがDrakeに宛てて書いた楽曲です。
元々、Drakeの「Family Matters」のお返しに「Meet The Grahams」をリリースして反応していましたが、さらにそのリリースから24時間を待たずしてサプライズ・リリースしたのが本曲です。詞は「Meet The Grahams」のテーマを引き継ぎ、Drakeが性的な不正行為を行っているという疑惑を増長させるとともに、アトランタの音楽とカルチャー・シーンを悪用していることを非難しています。
Good Luck, Babe! / Chappell Roan
「Good Luck, Babe!」は、Chappell Roanの2023年リリースのデビューアルバム「The Rise And Fall Of A Midwest Princess」が成功を収めた後、2024年に入ってリリースした最初のシングルで、彼女にとって初のトップ10ヒットです。
プロデュースは、近年、Olivia RodrigoのプロデューサーとしておなじみのDan Nigroで、作詞・作曲はJustin Tranter、Dan Nigroと彼女との共作です。詞は、異性を愛することが当たり前であるという "異性愛の強制" について歌っており、Chappell Roanを含む女性への恋心、すなわち、"女性の同性愛" を否定しようとする女性との関係を描いています。
Fortnight / Taylor Swift featuring Post Malone
「Fortnight」は、Taylor Swiftの11作目のアルバム「The Tortured Poets Department」と同日リリースした第1弾シングルで、ともに初登場でナンバーワンを獲得しました。
他のアルバム収録曲もチャートインし、史上初めて彼女の楽曲だけでトップ14を独占する驚異的な記録を達成しています。彼女は、2024年2月のグラミー賞のスピーチで、新作アルバムについて公表していましたが、その直後に、本曲が第1曲目であること、ゲストボーカルとしてPost Maloneを迎えることを発表していました。タイトルは、イギリス英語で「2週間」という意味です。
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