2024年度グラミー賞 最優秀アルバム賞&ノミネート作品【8曲】
New Blue Sun / Andre 3000
収録曲
「New Blue Sun」は、Andre 3000のソロデビューアルバムです。1992年にヒップホップ・デュオ "Outkast" としてデビュー以来、30年以上のキャリアがありますが、意外にもソロとしてのアルバムは本作が初です。
当初のタイトルは「Everything Is Too Loud」でしたが、ネガティブなエネルギーを感じさせるとの理由で現タイトルに変更しています。アルバム制作のきっかけは、ジャズ・ミュージシャンのCarlos Ninoとの出会いで、本作は二人による共同プロデュースです。収録曲は主に "実験的なフルート音楽" で構成されており、Andre 3000自身が得意のフルート演奏を披露しています。
Cowboy Carter / Beyonce
収録曲
「Cowboy Carter」は、Beyonceの8作目のアルバムで、前作に続いて初登場ナンバーワンを獲得しました。
これで、ソロデビュー以来、8作すべてのアルバムがナンバーワンを獲得したことになります。本作は、彼女の3部作プロジェクトの一つで、2022年の「Renaissance」に続く第2弾です。Carterとは、夫Jay-Z由来の姓です。多くの著名アーティストが参加しており、Stevie Wonderがハーモニカ、Paul McCartneyとNile Rodgersがギターなどアコースティック演奏で参加し、Dolly Parton、Willie Nelsonらが架空のラジオ放送局でDJを務めています。
Short n' Sweet / Sabrina Carpenter
収録曲
「Short n' Sweet」は、Sabrina Carpenterの6作目のアルバムで、世界15ヶ国以上でナンバーワンを獲得した大ヒット作です。
本作では、彼女自身の恋愛体験や近年の交際について描写しており、タイトルの "Short" と "Sweet" は、儚い恋愛関係がもたらす感情的な影響、彼女の外見の特徴、アルバムの短い再生時間を示唆しています。本作について彼女は、前作「Emails I Can't Send」の "ホットな姉" で、自身の創造性を発揮した2作目の "ビッグガール" アルバムと表現しており、曲は、ポップを基調としながらも、カントリー、ロック、ディスコ、R&Bの影響を受けた作品に仕上がっています。
Brat / Charli XCX
収録曲
「Brat」は、Charli XCXの6作目のアルバムで、リリースした2024年6月に自己最高の3位を記録しました。
同年10月には、「brat and it's completely different but also still brat」という別タイトルを付けたリミックス盤をリリースし、再び上位ランク入りを果たしています。リミックス盤には、オリジナル盤の全15曲とデラックス盤の1曲(ストリーミングでは2曲)の各リミックス・バージョンが収録されており、ゲストボーカルとして、Ariana Grande、Billie Eilish、Kesha、Troye Sivanなど豪華なアーティストが参加しています。
Djesse Vol. 4 / Jacob Collier
収録曲
「Djesse Vol. 4」は、Jacob Collierの5作目のアルバムで、2018年から続いてきた "Djesse" シリーズの4作目かつ最後を締めくくる作品です。
タイトルの "Djesse" は、彼のイニシャルを表しています(JCと発音が似ている)。ジャズを基調とし、和声を駆使した音楽が特徴で、大半の収録曲でゲストボーカルとコラボしています。収録曲は全16曲ですが、日本では、ボーナストラックとして「Little Blue (Mahogany Session)」を加えた全17曲の日本盤がリリースされました。主な収録曲としては、第7弾シングルの「Bridge Over Troubled Water」が、あのSimon & Garfunkelの名曲のカバーです。
Hit Me Hard And Soft / Billie Eilish
収録曲
「Hit Me Hard And Soft」は、Billie Eilishの3作目のアルバムで、前作「Happier Than Ever」以来、3年ぶりのリリースです。
プロデューサーおよび共作者は、前作同様、彼女の実兄Finneas。カバーアートは、彼女がドアを突き破って、濃紺の暗い水の中に落ちていく様子を描いており、撮影には6時間を要したといいます。彼女はこれまで、ストーカーやボディイメージの悩みを抱えながら、自身の性的嗜好を探求し、恋愛関係における自己防衛と無私無欲のバランスの取り方を学んできました。それらすべての体験を本作の中で明らかにしています。
The Rise And Fall Of A Midwest Princess / Chappell Roan
収録曲
「The Rise And Fall Of A Midwest Princess」は、Chappell Roanのデビューアルバムで、リリースは2023年9月ですが、上位ランク入りしたのは2024年7月のことです。
プロデューサーは、Olivia RodrigoのプロデュースでおなじみのDan Nigroで、実は、彼とのコラボはChappell Roanの方が先です。本作の制作が始まったのは2018年でしたが、所属レーベルに解雇、COVID-19の流行、恋人との破局などあり、一時的に故郷に帰っていました。その後、Dan Nigroと再会し、制作を再開。彼女にとって初めてのメジャーヒットとなりました。
The Tortured Poets Department / Taylor Swift
収録曲
「The Tortured Poets Department」は、Taylor Swiftの11作目のアルバムで、前作の「Midnights」に続いて初登場ナンバーワンを獲得しました。
本作は全31曲を収録する2枚組のアルバムで、2枚目の方には「The Anthology」という副題が設けられています。アルバムのリリースと同時に収録曲も初登場し、史上初めてトップ14を独占する驚異的な記録を達成しました。彼女は、本作を自身の生命線と位置づけており、Instagramでは「つかの間の運命的な瞬間、センセーショナルであると同時に悲哀に満ちた瞬間の出来事、意見、感情を反映した作品」と述べています。
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